4/21 退職と、精神科受診と、転職のこと。

3/19最終出社、3/29精神科受診で「適応障害」の診断書を書いてもらい、4/30で退職となった。今年の初めに4月~6月で更新契約になっていたけど、ちょうど切り替わりの時だったから終了にしてもらった。保険証と傷病手当金のため、働かないけど1ヶ月だけ更新してもらったので、3/31ではなく4/30退職になった。

よく分からないし面倒だから3月末で契約終了で国保に入る感じかな、傷病手当金とかも別にいいかなと思っていたけど、相談してみるものだなと思った。派遣元の営業さんたちには、ご迷惑しかお掛けしなかったのに、色々と助けてもらってありがたい。貸与品の返却や置きっぱなしの自分の荷物の郵送も早かった。

派遣先の方々には、この忙しい3月4月に多大な迷惑をかけてしまった。総務人事部の春なんて一年で一番忙しいだろうし、色々と教わっている真っ只中だったし、引き継ぐつもりのことがたくさんあったと思う。でも、あのままだと職場でどうなっていたか分からない。自分の舵を自分で切れる最後のチャンスだったと思うしかない。

 

3/29に精神科に行った。適応障害という病気はないとしている先生らしく、鬱だと診断された。正直、仕事に行かなくなってから元気だった。ゾンビのように出勤していた日々が嘘のように、服装もメイクもしっかり楽しめていたし、外にもよく出ていた。希死念慮も体調不良もかなり治まっていた。鬱っぽさが見られない状態での受診だったし、診察でも仕事でいかに辛かったかをほとんど聞かれなかったので、あっさり鬱の診断書が出たことに拍子抜けした。

先生は私のメンタルではなく、電話問診や、カルテに書いた体調面を見て診断したらしかった。私にはそれが合っていたと思う。

精神科の診察とは、どれだけ辛かったかを聞いてもらうものだと思っていた。いつからどんなふうに辛くて、どうしてこうなったかを説明して、病気なんだと「納得」してもらはなくてはと意気込んでいた。

でも、私の性格的に「うんうん辛かったね、無理しないで休んでいいんんだよ」と手放しに甘やかされるのは違った。だから、冷静に「鬱傾向にありますね」って睡眠薬をポンと出されただけで十分だった。

身近な人に辛さを慰めてもらうよりも、私はさっさと「医者からの証明」をもらって安心したかっただけみたいだ。これは、相性と運が良かっただけとも言えるから、オススメしたい考えではないけど。「ああ、私はこの”職場”でこの”タイミング”で”公的”に鬱になったんだな」と、客観視できてラクになった。

「自分の性格とか、生き方が悪いのではないのだ」と。

 

しっかり休んで、とSNS上では本当にたくさんの人に言ってもらった。公的な制度もたくさんあるし、無理して急いで社会復帰する必要はないことを教えてもらった。今の状況で頑張る以外の選択肢を照らしてもらったことで、精神科へ行ってみようとか、仕事に行かないという判断ができたと思う。

 

ここからは、日記ではなく手紙です。

 

スレッズ上では、私への心配や共感でフォローしてくれている人が多い気がしたから、書かずにいたけど、実は5月から正社員での転職が決まりました。社会人1年目の10月に退職してから、派遣やアルバイトを転々としてきて、7年ぶりの正社員です。今月は転職活動をしていました。裏切られたと思ってしまう人がいたらごめんなさい。でも、私の人生だから、みんなが休めって言ったから休むのも、ムリって思われてるならムリだなって諦めるのも違うよね。どんな仕事に就いたかは、また落ち着いたら書くかも。

 

本当に鬱だったの?本当に仕事辛かったの?と、疑いたくなったり裏切られたりした気持ちになる人もいるかな。でも、それはやっぱり「他人には分からないこと」だと思います。私とあなたは会ったこともない他人だからってだけじゃなくて、価値観は人それぞれ違うから。だから、どう思われても仕方ないしそれに関して「本当だよ」とムキになる気持ちもありません。

ただ、自分自身の辛さに対してもそう思うようなら気を付けてほしい。「他人に比べたら私はまだ辛くない」「こんな程度は我慢できる」と、自分の辛さを疑わないでください。自分の辛さは本当の意味で自分しか分からないからです。

SNSに吐いて誰かに助言や叱咤をもらっても鵜呑みにせず、自分がどうしたいのかを考え続けてください。自分の心が、身体がなんて言っているかを聞く耳を閉じないでください。

休んでもいいけど、休まなくてもいい。辞めても、続けてもいい。全部自分が決めてもいいし、自分が「この人の意見を聞きたい」と思うなら決めてもらってもいい。周りが、社会が、大多数が選んだ道だけが正解じゃないです。

これからも続いていくしかない人生を、自分で選んだと信じて歩いていけますように。